アラウンドカフェの魅力の一つに本物の木にこだわった空間があります。
入ってきた瞬間に、木のいい匂いがすると皆さん驚かれます。
そんなこだわりの木の一部を、紹介させていただきます。
国産の杉にこだわっているWASH建築設計室が設計しているだけあって杉の使用量は多いです。
奈良県吉野から取り寄せた杉の本実板は赤の無節の材料を選択していて壁一面に使われています。
中国地方の杉、また四国の杉を使った杉の三層パネル”Jパネル”もたくさんあります。
国産材としては檜もよく使います。
檜は殺菌効果もあるので、水廻りなどによく使います。
カフェのトイレの壁を全て檜の本実板で仕上げています。
奈良県吉野から取り寄せた檜の本実板は無節で綺麗なピンク色をしています。
カフェの中心に置いている大きなテーブルはアフリカンチェリーの一枚板です。幅900mm、長さ2,100mm、厚み50mmの立派な材料です。
チェリーと呼ばれるだけあって桜のように赤みがかった綺麗な木目は空間の印象を大きく決定づけています。
カフェの小テーブルが三つありますがその一つです。
厚み50mmの板材を何枚かはぎ合わせた”幅はぎ板”です。
黄色みの強い木目が暖かい印象を与えます。
また重量が他の木材に比べて非常に大きく、安定感や安心感が得られます。
カフェの小テーブルが三つありますがその一つです。
厚み50mmの板材を何枚かはぎ合わせた”幅はぎ板”です。
濃い茶色の木材です。
この茶色さは他の木材では得にくい色で、空間にアクセントが生まれます。
カフェの小テーブルが三つありますがその一つです。
厚み50mmの板材を何枚かはぎ合わせた”幅はぎ板”です。
白っぽい木材です。
木目も薄く、柔らかい印象が得られます。
ただ硬さは十分あり、テーブルの天板としても適しています。
キッチンのカウンターに使っています。
厚み30mmの板材を二枚剥ぎにした”幅はぎ板”です。
硬さは天板としても十分です。
広葉樹の中では、他に比べて現在では比較的に
手頃な価格ということも魅力的です。
国産の楢です。滋賀県で購入しました。
ベンチやカウンターテーブルなどに使っています。
白っぽい木目で、とても重量のある材料です。
この材料はキクイムシの跡があるものをでしたが、
カフェの雰囲気に問題ないと判断して使っています。
よく見てもらうと材料に小さな穴や不思議なかわいらしい模様が見られます。
国産の栗です。岐阜県で購入しました。
トイレの天井の格子やトイレの建具、壁に使っています。
黄色っぽい綺麗な木目で、加工性が高い材料です。
栗は水気に晒し続けるとアクが出て黒くなりますが、いまのところ大丈夫なようです。
床は外国産ですが天然石を使っています。
仕上げは割石と言って、表面を磨いておらず割ったままの状態です。材料の厚みは10〜15mmと、不均等であるため仕上がった床面も凹凸が生まれて自然な仕上がりになります。